函館の作曲家、山本和生さん。
これまでにも、山本さんの作品に触れる機会はありましたが、今回は、山本さんの作品をまとめて聴けるコンサートが開かれるとのこと。
「これは聴きに行きたい!」
そう思って、楽しみに出かけてきました。
昨日のひとときを、私自身の記憶に残しておきたくて。
そして、素敵な作品を生み出し続けている山本和生さんへの敬意を込めて、書き残しておこうと思います。
山本和生作品と一緒に~ピアノでつなぐひととき

「山本和生作品を演奏するコンサートを開きます」
Instagramを見ていると、そんな情報が流れてきました。
山本和生(やまもとかずい)さんと言えば、東京藝大をご卒業後、
クラシック音楽をはじめ、校歌や合唱団への委嘱曲を手がけている、
函館生まれで現在、函館で活動されている女性作曲家です。
今回は、リコーダー、歌(バリトン)、フルート、パーカッションとピアノの共演で、山本和生ワールドを楽しむという企画。
演奏者は、函館の音楽家たちです。
主催は、Nota Angelica。今回の主催者である石田雅代さんのピアノ教室です。

舞台には、生徒さんたちからの素敵なお花が飾ってありました。
2026年9月13日(日)に函館市芸術ホールで開催されるとのことで、
予約をして楽しみにしていました。
会場に到着し、さあ、いよいよ開幕です!
第一部はア・ラ・カ・ル・ト
第一部は、今回の演奏者たちの楽器演奏(歌)+石田雅代さんのピアノ演奏とのコラボです。
どのステージにも石田さんの美しいピアノの音色がピッタリと寄り添っていました。
リコーダー 宍戸良子さん
まずは、宍戸さんのリコーダー。
アルトリコーダーとソプラノリコーダーを使い分けての演奏。
特に「ダニーボーイ」が心に染みました。
リコーダーは、身近な楽器なだけに、楽しく聴かせていただきました。
バリトン 谷藤英明さん
表情豊かに歌い上げる姿と、柔らかくも力強い歌声が素晴らしかったです。
4曲のうち、3曲失恋ソングだったそうですが(笑)。
アンドレ・ギャニオンの「明日」が一番心に響きました。
ドラマのワンシーンを思い出しました。
フルート 松石 隆さん&パーカッション 小田桐陽一さん
きれいなフルートの音色にウットリ。
フルートとジャズピアノという組み合わせ。さらに、プログラムには載ってませんでしたが、ドラムも入ることになりました。
なかなか聴けない演奏に感動でした。
パーカッション 小田桐陽一さん
小田桐さんは、バンドでさまざまな曲を演奏をされていて、大好きなお一人。
普段はカジュアルスタイルですが、今回は黒のスーツ姿が珍しくて(笑)。
素敵でしたよ~。
彼の奏でるリズムセンスが素晴らしくて、いつも心が躍ります。
いよいよ第二部は、山本和生ワールドへ!
さて!いよいよ第二部です。
待ってました!
山本和生作品を聴ける時間になりました。
嬉しかったのは、最初に山本さんと演奏者全員が舞台に立ち、お一人お一人が演奏曲について対談形式でお話を聞かせてくださったことです。
FMいるかに山本さんが石田さんと共に出演されたときに、
ひとつひとつの作品について、山本さんが解説してくださってた言葉の中で。
「子供時代の事を思い浮かべながら曲を作られている」
というのが印象に残っていました。
そのこと以外は先入観なしで、純粋に曲を聴いて感じてみることにしました。
ピアノのためのトリローグ
ピアノで函館の「雪の空」「地の鐘」「街の音」をイメージして作った曲。
最初の「雪の空」で、雪が舞い降りてくるピアノの音色が流れた途端、
心がウルルとしてしまいました。
山本さんの曲って、何か心がグっとつかまれるんですよね。
郷愁というのでしょうか。
フルートとピアノのためのソナチネ
この曲の第1楽章は、今年、遺愛高校で工藤重典さんが演奏されたんですよね。
素敵~と思っていました。
「難しいんですよね~」と工藤さんがおっしゃっていたのが印象に残っています。
今回は、松石さんが3楽章まで演奏してくださり、じっくりと聴けて良かったです。
歌曲「平家蟹」
これは、北村透谷の詩に曲をつけたものを、谷藤さんが歌い上げてくださいました。
見事でした。
プログラムに詩を載せてくださってたので、わかりやすかったです。
夏の夜のトリプティーク
七夕やお祭りなど、函館の風景を子供の頃に戻って思い描いた曲。
トリプティーク(三連画)として、ひとつの作品になっている。
私は、目をつぶって聴いていました。
すると、パーっと光が差し、明るい緑の草むらの中を、私が虫取り網を持って嬉しそうに笑って走っている姿が見えたのです。
夏の夜の曲なのに、何ででしょうか(笑)。
懐かしい風景が浮かんだのは、これまた郷愁なんでしょうか。
この作品は、きっと、それぞれの心の風景を思い出させるようになっているのかな?
と、勝手に解釈していました😊
アンコールは圧巻!ラヴェルのボレロ
最後に、アンコール曲を、出演者全員で演奏。
ナント、ラヴェルのボレロでした!
このメンバーで、この楽器、歌での演奏のボレロ、
とってもカッコ良かったです♪
圧巻、ブラボーでした😊
素敵なひとときに感謝
私は、音楽の専門家ではないので、詳しいことは分からないんです。
だから、自分の感性で感じるまま、自分流に楽しんでいます。
それぞれの演奏者の方も、それぞれが感じるように演奏されているのが素敵でした。
今回の演奏会で、山本和生さんの感性にたくさん触れられ、彼女の優しさや想いが、伝わってくるようでした。
音楽好きのTさんと共に聴けて楽しめたことも嬉しいことでした。
企画してくださった石田雅代さんに感謝。
石田さんのピアノもとっても素晴らしかったです。
こういうひとときを過ごせて幸せでした。
ありがとうございました。
山本和生さんと初めてお会いしたのは、10年前。
そのときは、函館の有名な作曲家だということを全く知りませんでした。
私が受けた印象は、腰が低くて誠実な人。
目がきれい。凜とした人。
お話していても、筋が一本通っていて、明るく素敵な人だな~と。
その彼女が作る曲にたくさん触れられて嬉しかったです。
合唱を始めていなければ、お会いすることもなかった人でもあります。
いろいろな世界が広がっていて、嬉しいな😊山本さんの、ますますのご活躍をお祈りしています。


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